人権および人身取引
ハイアットの人身取引に対する不寛容の姿勢は、あらゆる場所の人々の人権と尊厳への深い献身を反映しています。人身取引が行われる前にその兆候を認識することで人身取引を撲滅し、また人身取引の被害者を助けられるよう、積極的に取り組んできました。
ハイアットの人権に関する表明はこちらからご覧ください。
ハイアットの人身取引に対する不寛容の姿勢は、あらゆる場所の人々の人権と尊厳への深い献身を反映しています。人身取引が行われる前にその兆候を認識することで人身取引を撲滅し、また人身取引の被害者を助けられるよう、積極的に取り組んできました。
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ハイアットは国連の「世界人権宣言」に掲げられた全ての人の基本的人権を尊重しています。私どもは、この信念に従ってビジネスを行っており、ビジネスを一緒に行う人々が同様の考えを持つことを目指しています。この原則は、ハイアットの「思いやりの心で相手の最高を導き出す」という存在意義に一致しています。
ハイアットでは、「ワールド オブ ケア(思いやりの世界)」を通じて、同僚、お客様、オーナー、コミュニティーといった主要なステークホルダー間で人権の尊重を推進することに尽力しています。また、先住民や有色人種、障がい者、移民労働者、女性、子供、宗教的・政治的迫害を受けている人々の人権を尊重しています。
この取り組みはハイアットのコアバリューと一致するものであり、これを支える基盤として、業務行動倫理規範を定め、企業の社会的責任に関する戦略ならびにダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)に関する戦略を策定しました。ハイアットの取締役会は執行役員および経営陣を監督し、これらの原則に関する全社的な情報共有と意思統一の徹底を図っています。
ハイアットは、差別や強制労働からの解放および結社の自由を含め、従業員の人権を尊重します。長年にわたり、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)に取り組んでまいりましたが、現在も全ての従業員に安全かつ健全な職場環境を提供することに尽力しています。
人身取引/現代奴隷の排除
私どものビジネスの性質上、そして奴隷・人身取引を取り巻く問題の複雑性から、人身取引の存在には特別な注意を払っており、ハイアットのホテルがそのような取引に利用されることがないよう実施可能な防止策を講じ、ホテルが立地する地域において、人身取引に関する人々の認識を高めるための啓蒙活動を行っています。
ハイアットは、給与、時間外労働、労働条件など、適用される全ての雇用関連法を遵守し、ハイアットが最高の力を発揮できる職場となるよう全力を尽くしています。また、ハイアットは「2015年英国現代奴隷法(UK Modern Slavery Act of 2015)」に従って運営を行っております。なお、ハイアットの「英国現代奴隷法に関する表明」は、ハイアットのウエブサイトでご覧いただけます。
人身取引の防止および人身取引のサバイバーをサポートするためにホテル業界で行われている取り組みの拡充の一環として、ハイアットホテルズ財団はアメリカン・ホテル&ロッジング協会(AHLA)と協力して「人身取引を目的とした客室利用の禁止 サバイバー基金(No Room for Trafficking Survivors Fund)」を立ち上げるために50万米ドルの寄付を行いました。寄付と業界からのさらなる支援により、サバイバー基金は、地域社会に根差した団体に、サバイバーと関わり、サバイバーをサポートするために必要なリソースを提供します。そのリソースは、短期的な基礎的なニーズに対する直接的な経済的支援から、将来に役立ちスキルとして身につくキャリア支援まで、多岐にわたるものです。
ハイアットでは、人権問題への理解を深めることに継続的に取り組んでいます。絶え間なく変化し続ける人権問題は私どものビジネスに関わる可能性があり、グローバルな視点で考えた場合ことさら複雑さが増す問題であるため、業界団体や専門家と緊密な連携を図り、人権保護に関する知識を深め、認識を高める活動を行っています。ハイアットが緊密に連携している団体の一つがサステナブル・ホスピタリティー・アライアンスであり、ハイアットは同団体の人権ワーキンググループの主要メンバーでもあります。これ以外にも、ハイアットは同業他社と協力して以下のような取り組みを行っています。
さらに、ハイアットはサステナブル・ホスピタリティー・アライアンスの「人身取引に関する基本方針表明」の策定において重要な役割を果たし、サステナブル・ホスピタリティー・アライアンスの「強制労働に関する原則」を支持しています。サステナブル・ホスピタリティー・アライアンスに参加することで、ハイアットは知見を得て、人権に関連する業界での強制労働の潜在的なリスクに対応するよう取り組んでいます。サステナブル・ホスピタリティー・アライアンスのメンバーとして、ハイアットは業界内における倫理的な採用活動を支援するために、中東のホスピタリティー・ワーキンググループなど世界中のさまざまな機関と協力しています。
ハイアットは、2015年に「児童買春および人身取引の根絶(End Child Prostitution and Trafficking =ECPAT)」行動規範に最初に署名したホスピタリティーブランドの一つであり、米国国土安全保障省による人身取引撲滅への取り組み「ブルーキャンペーン」を支持しています。
奴隷や人身取引の兆候に気付くことに加えて、それを報告する方法も知っていることが、防止策の重要な要素です。そのため、ハイアットは奴隷と人身取引に関する研修プログラムを複数の言語で実施しています。ハイアットブランドの全ホテルで、全ての従業員向けに現代奴隷と人身取引に関する研修を導入しており、所有ホテル、運営ホテルおよびフランチャイズホテルで同研修を利用できるようにしています。この人身取引に関する研修モジュールは、定期的に改訂されており、常に最新の内容になっています。「ハイアットの現代奴隷および人身取引に関する表明」の詳細は、こちらをご覧ください。
オーナー、運営者、サプライヤーとの契約を通して共にビジネスを行っている会社との取引や、ハイアットの「サプライヤー行動規範」およびサプライヤー・ダイバーシティ・プログラムには、ハイアットの価値観を適用しています。2021年に北米の取引企業と協力して、これまでの取り組みに基づいて構築し、この地域におけるESGを優先した製品カテゴリーのサプライヤーをEcoVadisに招待しました。このプログラムは、労働と人権を含むがこれに限定されない一連のESG基準でサプライヤーを選別するものです。